前回のブログでよもぎ蒸しは韓国発祥であると報告させて頂きました。日本によもぎ蒸しが伝わった時代は、なんと室町時代まで遡ります。約600年前の日本は金閣寺が建てられた時期であり、現代のように毎日お風呂に入ったり、洗濯もできない大昔からよもぎ蒸しのルーツはあります。
当時から漢方生薬を含んだスチームを、デリケートゾーンから粘膜吸収させることにより、【殺菌】【消炎】【収縮作用】に加え、子宮及びその周辺を温めるという『養生』が日常より行われていたようです。良いものは、どの時代にも受け継がれていきますので是非よもぎ蒸しを皆様にも体感してもらいたいです。
よもぎはハーブの女王と呼ばれるほど多くの効能をもっており、薬用や食用に利用される他、中でも下腹部を温める作用に優れ、女性の月経、生理痛の治療や、妊娠、出産などにおいて多用されてきた背景があります。
よもぎ蒸しは、下半身を中心として全身によもぎの蒸気を浴びることで、体の芯(内臓器官)を温め、発汗し、代謝アップや体内に溜まった老廃物、毒素の排出を促す効果があります。また、経口摂取よりも約42倍吸収率が高い粘膜(膣、肛門)からダイレクトに蒸気を吸収するため、よりいっそう高い効果が期待できます。